古川孝順は、経営論について、① 社会福祉研究の不毛な本質論争から開放したこと。 ② 社会福祉研究の政策概念を相対化・技術化し、守備範囲を拡大したこと。 ③ 社会福祉研究の焦点を抽象的本質論から、具体的な運用過程へと移行させたこと。 ④ 社会福祉概念の拡大
一方では、三浦経営論の限界として、 ① 政策過程と技術過程の再統合の枠組みの欠如。 ② 社会福祉問題の外部環境の動向との関連分析の視座の軽視、 ③ 社会福祉概念の拡散化、流動化として指摘する。三浦は、この古川について、社会保障の視点から社会福祉へアプローチしたものであって意図することが異なっているとしている。
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