社会福祉サービスを利用する個人や家族や、当事者グループや、ある種のコミュニティ自体などのことである。これまでは、福祉サービスの利用者はクライエント(client)と呼ばれていたが、クライエントという用語に、被援助者というソーシャルワーカーと対等でない関係や受動的な立場のイメージがあるなどの社会的要因によって使用されるようになっている。他にも、消費者(consumer)、要求者(claimant)などの用語がある。利用者という場合、主体的にサービスを選択・利用して自らの生活の質を維持する権利を遂行する状況、あるいは援助者と被援助者が対等な関係であることなどが強く意識されている場合が多い。
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